体脂肪率計算
"体脂肪率計算機" は、体重の何パーセントが脂肪質であるかを推定するツールです。この体脂肪率計算機は、自分の体脂肪率が気になるけれどもより高度な方法にアクセスできない人のためのものです。
体脂肪率計算機の使い方
自分の体脂肪率をチェックする場合もクライアントの計算をする場合も、次の情報が必要です:
年齢、性別、身長と体重
この体脂肪率計算機は誰のためのものですか?
この体脂肪率計算機は、自分の体脂肪量を知りたいが、より高度な測定方法を利用できない方を対象としています。
また、目標設定、摂取量の評価、進捗の追跡などで、クライアントの体脂肪率を推定したい健康・フィットネス・栄養のコーチにとっても役立つツールです。
この体脂肪率計算機の計算法
この体脂肪計算機は、入力した情報を6つの科学的な体脂肪率計算式(DEURENBERG法(1991年)、DEURENBERG法2(1998年)、GALLAGHER法、JACKSON-POLLOCK法、JACKSON AS法、HEITMANN法)に適用して計算を行います。
オンライン上の計算機ですので体脂肪量の直接測定はできませんが、研究によるとこれらの計算法は大規模データに対して95%程度の精度を発揮します。
したがって、多くの人にとってかなり正確な推定が可能です。ただし、筋肉質なボディビルダーや選手、高度な肥満のある人の場合は正確性が低下する可能性があります。
この体脂肪率計算機の特徴
この体脂肪計算機は、体重に占める体脂肪の割合を推定します。これにより体脂肪量を知ることができます。
また、筋肉・骨・臓器などの除脂肪体重も推定可能です。これらの数値から健康リスクをある程度把握できます。
ただし、体脂肪率から直ちに健康状態が判断できるわけではありません。体脂肪率が高くても健康な人がいれば、低くても健康でない人もいるからです。
健康状態を判断するには、体組成以外の要因も考慮する必要があります。
健康な体脂肪率か確認しよう
この体脂肪率基準表から、自分の体脂肪が一般的なレベルと比較した位置づけがわかります。
アメリカンカウンシルオンエクササイズに基づく体脂肪率の評価
男性(体脂肪率)
- 必要脂肪 - 最低限の健康
- 2-5%
- アスリート
- 6-13%
- 標準(-)
- 14-17%
- 標準(+)
- 18-24%
- 肥満
- 25%~
女性(体脂肪率)
- 必要脂肪 - 最低限の健康
- 10-13%
- アスリート
- 14-20%
- 標準(-)
- 21-24%
- 標準(+)
- 25-31%
- 肥満
- 32%~
ただし結果は100%正確ではなく、計測法の限界からくる最善の推定に過ぎません。
重要なのは正確な数値自体ではなく、現在の体組成を理想のそれと比べられる点です。
体脂肪率の推定値は、自分を完全に規定するものではないことを認識しましょう。これは健康という大きなパズルの一片に過ぎません。健康は食事、運動、睡眠、ストレスへの対処など、多くの要因の影響も受けるのです。
4つの重要な指標
ダイエットや健康維持のために知っておくべき体の数値には、以下のようなものがあります。
BMI: 身長と体重から算出される肥満度の指標
体脂肪率: 体重に占める脂肪の割合
除脂肪体重: 体重から脂肪の重さを差し引いた値
筋肉量: 体重から脂肪・骨・水分を差し引いた筋肉組織の重さ
これらの値は、自分の体型や健康状態の確認に役立ちます。計算された数値は目安で、正確な測定には個別の検査が必要ですが、値の変化を追うことで、ダイエットの効果をより詳細に判断できるでしょう。健康的な体型の維持には、バランスの良い食事と適度な運動が大切です。
BMI
BMI(ボディ・マス・インデックス)は、体重kg数を身長m数の2乗で割って算出する指数で、成人の肥満度を表す指標です。疫学調査に基づいて国際的に用いられています。
BMIの計算式は世界共通ですが、肥満の判定基準は国によって異なります。 子どもの肥満度判定にはBMIは用いられず、幼児期はカウプ指数、学童期はローレル指数が利用されます。
BMIは簡便に肥満度を評価できる一方で、個人差は考慮されていないことに留意が必要です。適正な体重の維持には、BMIとともに体脂肪率や筋肉量なども確認しつつ、バランスの取れた食事、運動を心がけることが大切です。
体脂肪率
体脂肪率は、体重に占める脂肪組織の割合をパーセンテージで表したものです。人間の体脂肪には、内臓の周りに付着する「内臓脂肪」と、皮下に付着する「皮下脂肪」の2種類があります。体脂肪率はこの2つの脂肪を合計した割合を示しています。
適正な体脂肪率の基準は性別や年齢によって異なりますが、個人差も大きいことに留意が必要です。体脂肪率を測定し、自分の値を把握しておくことは、健康管理およびダイエット効果の判断に役立ちます。運動と食事のバランスを考慮しつつ、肥満や生活習慣病のリスク低減を心がけましょう。
除脂肪体重
除脂肪体重(LBM: Lean Body Mass)は、体重から脂肪組織の重量を差し引いた値です。除脂肪体重には、筋肉、骨、臓器、水分などが含まれます。
成人の臓器や骨の重量は、一生のうちであまり変化しません。したがって、除脂肪体重の増減は主に筋肉量と体内水分量の変化に影響されると考えられています。除脂肪体重は基礎代謝量と関連していることから、筋力トレーニングなどで筋肉が付くかどうかを判断する際の目安にもなります。
除脂肪体重を測定し、推移を追うことは、フィットネスや健康管理において有用な情報を提供してくれます。ダイエットや運動は、体重そのものだけでなく、除脂肪体重も考慮しながら行うことが大切です。
筋肉量
筋肉量は、体重から脂肪・骨・体内水分を差し引いた筋肉組織の重量です。筋肉量を知ることで、代謝と筋力の高さを判断する目安となります。
筋肉は体を支え、熱産生に多く関与しているため、筋肉量の減少は基礎代謝の低下を招きます。その結果、体温維持のために筋肉の減った分を脂肪が置き換えようとし、肥満につながることがあります。
したがって、ダイエットや運動では脂肪率だけでなく筋肉量にも注目する必要があります。筋肉量を定期的に計測することで、トレーニングの効果を判断したり、モチベーションの維持に役立てることができます。
健康な体型は、適度な運動とバランスの取れた食事を心がけ、筋肉と脂肪のバランスを考慮することが大切です。
出典:
するよくある質問
お探しの情報が見つからない場合は、サポートチームへメールでお問い合わせください。運が良ければ誰かが返信するでしょう。
- 体脂肪を減らす方法
- ダイエットの基本は、エネルギーの摂取と消費のバランスを改善することです。効果的な方法は以下の通りです。1.食事内容の見直し - 1日3食しっかり食べ、ゆっくり噛んで過食を控えめに。主食は炭水化物、主菜はタンパク質を中心に野菜を添える。2.有酸素運動 - 歩く、走る、水泳などの軽~中程度の負荷で継続的に行う運動。身体への負担が少なく効果的。3.筋トレ(筋力トレーニング) - 重量物を持ち上げるなどして筋肉に負荷をかける運動。短時間で高負荷なため体への負担大。4.食事と運動のバランス - 上記1~3を組み合わせ、摂取カロリーと消費カロリーのバランスをうまく調整する。
- 体脂肪率とは
- 体脂肪率とは、体重に占める体脂肪の割合です。体脂肪が過剰になるとさまざまな健康リスクが高まるほか、望ましくない体型の変化を招く原因ともなります。体脂肪は主に、食事から摂取したエネルギーの余剰分が蓄積されたものです。皮下脂肪と内臓の周りの脂肪である内臓脂肪に大別され、特に内臓脂肪は健康への悪影響が強いと考えられています。体脂肪の蓄積を防ぐには、適切な食事と運動によるエネルギーバランスの維持が重要です。体脂肪率を定期的にチェックし、日々の生活改善に役立てましょう。
- 体脂肪率を計算するためにはどのような情報が必要ですか?
- 年齢、性別、身長と体重
- 体脂肪率が高すぎるとどのようなリスクがありますか?
- 体脂肪率が高い状態を放置すると、健康リスクが高まります。特に内臓脂肪の過剰蓄積は注意が必要です。内臓脂肪の蓄積と高血圧や血糖値異常などが複合的に起きるメタボリックシンドロームは、糖尿病や動脈硬化のリスクを高め、ひいては心疾患や脳血管疾患の危険性も増大させます。また、肥満とがん発症の関連性や、肥満と認知症発症のリスク上昇も指摘されています。一方で、皮下脂肪の過剰蓄積は直接的な健康影響は少ないものの、体重増加による関節への負担や睡眠時無呼吸症候群などのリスクはあります。
- 体脂肪率が低いとどのようなリスクがありますか?
- 体脂肪は体を外的刺激から守る役割や、エネルギー貯蔵、ホルモン製造など、体の機能維持に必要なものです。したがって、体脂肪率が低すぎる状態も問題があります。体脂肪が不足すると寒さに弱くなったり、皮膚や髪のコンディションが低下するなどの影響がでます。また月経不順や体調不良の原因にもなります。